「よし、仕事に戻るぞ!」
そう思ったのも束の間、子どもは熱を出して保育園から呼び出し。
職場では久しぶりの業務、慣れないタスクに四苦八苦。
SNSを開けば、同期や同僚は楽しそうに仕事をしているように見える――。 みんなわいわいと楽しそう・・・
そんな日々が続いた私は、「自分だけが取り残されている」ように感じていました。
誰も何も言ってない。でも、孤独だった
今思えば、あの孤独感は“事実”じゃなく、“私の感じ方”だったんだと思います。
仲間外れにされたわけじゃない。嫌なことを言われたわけでもない。
でも、「仕事に戻ったはずなのに、仕事ができない私」
それを責めていたのは、誰よりも自分自身でした。
不安は、勝手に膨らむ
「同期はもうこんなことしてるのに」
「私は仕事に戻れてない気がする」
「何もできてないのに、給料だけもらってる気がする」
こうした思いは、自分で自分を追い詰めていた証拠だったと思います。
実際には誰もそんなふうに見ていなかったのに、勝手に比べて、勝手に落ち込んで、勝手に孤独になっていた。今思えば、ほんの少しの余裕すら持てなかった。
心の中に小さな“味方”を置いておく
あの頃の私に声をかけるなら、こう言いたい。
「それ、あなたがダメなわけじゃないよ」
「思ったように動けなくて当たり前だよ」
「あなたは“今できる精一杯”をやってるんだよ」
もしあなたが今、同じように不安で、孤独で、毎日がつらいなら、自分の中に“優しい味方の声”を育ててください。
誰もいないときでも、あなた自身があなたの味方でいられたら、それだけでだいぶ救われます。
比べない。比べたとしても、負けじゃない
SNSや職場で誰かが活躍して見えても、それはその人の「今」。
あなたの「今」は、育児と両立しながら社会に戻ろうとしている、ある意味で“もっとすごいこと”をやってる最中かもしれません。
うまくできなくて当然。泣きたくなって当然。
でも、そんな中で毎日なんとかやってるあなたは、本当にすごい。
さいごに
つらい時は、ひとつでいいから「自分をラクにすること」をしてみてください。
おいしいものを食べる、ちょっと散歩する、子どもと一緒に早寝してしまう――それだけで、次の日の気持ちが少し違ってくるかもしれません。
あなたは、ちゃんとがんばってます。
次回は「使える道具編」として、私が仕事と育児を乗り切るために実際に使っていたグッズや仕組みを紹介します。そちらもお楽しみに。