育休明け、共働き子育て。どうやって仕事をまわしてたのか〈仕事編〉

育休から復帰してみて実感したのは、「子どもが保育園に入ったら仕事に集中できる」なんて幻想だったということ。
熱、咳、鼻水、嘔吐…毎週何かしらにかかってくる子ども。そして保育園からの突然の呼び出し。復帰直後の仕事、急なお休みや早退、上司や同僚には頭を下げて、子どもを病院へ連れていく…まるで荒波の中にいるようでした。

今回は、そんな日々をなんとか乗り越えてきた「仕事面での対処法」をまとめてみました。過去の私に教えてあげたい工夫、今がんばってるあなたに届けたいコツです。


① 締切は“前倒し”が命。期限-1〜2日を目指す

正直、本当の締切を信じちゃダメです。
「締切○日です」って言われたら、自分の中ではその2日前に仕上げておくことをゴールにしてました。
突然の呼び出しや子どもの体調不良は想定内。余裕があれば、バタバタしなくて済みます。


② 重要な予定は“午後に”、できれば13時以降に

なぜか?午前中は前日夜中に子どもが熱を出して、朝いちばんに病院につれていくから。

それからなぜかお昼寝後に発熱することが多くて、お呼び出しはお昼寝から覚める15時以降。とすると、会議や面談は午後の早い時間に設定する工夫をしてました。それならちょうど大切な仕事がひと段落したころにお呼び出し→保育園→病院コースが一番周りに迷惑をかけないと考えたから。

子どもの体調を気にしながら、相手のある仕事の予定を変更するのは、私には負担が大きかった。だからなるべくそれをしなくてよいように・・と思ってのことです。


③ 「自分だけが分かる仕事」は封印

私が抜けても誰かが対応できるように、情報は共有フォルダに整理し、ファイル名も明確にしていました。こまめに保管場所も伝えておく。
仕事を抱え込むと、自分もしんどくなるし、周囲からも信頼されづらい。だれかに頼ることは、結局自分も人も助けることになると思ってます。


④ こまめな報連相は“自分のため”

「子どもの体調がよくないかも」「明日は遅れるかも」など、先回りして伝えておくと安心感が違う
報告の頻度が高いと、いざという時にも助けてもらいやすくなります。


⑤ 「いつもありがとう」の気持ちは言葉+小さな気遣いで

これ、私にとってはすごく大事だったこと。
「急なお休みや早退すみません」の気持ちを込めて、たまにちょっとしたお菓子やドリンクを差し入れしてました。お世話になります。ありがとうございますの言葉を添えて。
もちろん義務じゃないけど、感謝を伝える手段として“形”があると、空気がまるくなると実感してます。


⑥ 少し余裕ができたら、“助ける側”に回る姿勢も

最初は自分のことで精一杯。でも時間がたって落ち着いてきたら、「できることありますか?」の一言が、ぐっと印象を変えてくれます
“頼ってばかり”から、“頼られる存在”になれると、気持ちにも余裕が出てきます。


最後に。できない日があって当たり前

ここまでいろいろ書いてきたけど、完璧にこなすなんて無理でした。
忘れるし、詰めきれないし、泣きたくなる日もありました。

でも、「やれることを少しずつ整えていく」ことが、自分を守ることになる。
そしてそれが、結果的に子どもや職場との関係も整えていくのだと思っています。


次回は「心の対処編」を予定しています。「この状況で、どうやって気持ちを保っていたのか」。こちらも、あの頃の自分に読ませたい内容です。

どうか今、がんばってるあなたが少しでもラクになりますように。

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