子どもは風邪をひきやすい――。
わかっていても、共働き家庭にとって子どもの体調不良は本当に大変です。急な呼び出しに仕事の調整、看病の疲れ……できるだけ避けたい、というのが本音ではないでしょうか。
わが家でも、子どもがまだ小さかった頃は、風邪や発熱に振り回される日々が続いていました。
そこで今回は、できるだけ子どもの体調不良を減らすために私が心がけていたことを、実体験をもとに4つご紹介します。
1. 鼻水は「出始め」が勝負!電動の鼻水吸引機を導入
子どもの風邪のサインとしてまず現れるのが「鼻水」。
うちでは、鼻水が出始めたらとにかく早く吸うようにしていました。
最初は薬局で売っている「親が口で吸うタイプ」の吸引器を使ってみたのですが、これはおすすめしません。風邪がうつりやすく、看病どころではなくなってしまったことが何度もありました。
そこで思い切って、小児科にあるような電動の鼻水吸引機(当時2万円ほどしたと思います。)を購入。
確かに高価でしたが、中耳炎の予防にもなり、結果的に風邪の長期化が減ったように感じています。働いている親にとっては、これはもう「先行投資」でした。
2. ヤクルトで免疫力アップ?おいしく続けられる習慣
乳酸菌が腸内環境を整えることで、免疫力が上がる――そんな話を聞いて、毎日の習慣に取り入れたのが「ヤクルト」でした。
正直、科学的な裏付けをどこまで信じるかは人それぞれだと思いますが、
うちの子たちはヤクルトが大好きで、嫌がらずに飲んでくれるという点で続けやすかったです。
「体に良いもの」を無理なく取り入れることができるのは、意外と大きなメリット。育児中は、こうしたラクに続くことが本当にありがたかったです。
3. 予防接種は欠かさず!「やることはやっている」という安心感のために
インフルエンザなどの予防接種は毎年必ず受けていました。
もちろん、予防接種をしてもかかるときはかかります。でも、万が一病気になったときでも、「ちゃんと対策はしていました」という説明ができます。
これは、職場に理解を求めるときにも大切です。
「予防接種はしていたのですが…」と伝えることで、子どもの体調不良を軽く見ていたわけではない、という姿勢が伝わると思っています。共働き家庭にとって、「備え」は信頼を得る手段でもあります。
4. 小児科の先生にすすめられた「水かぶり」で体を強くする?
あるとき小児科の先生にすすめられたのが、「水かぶり」という健康法でした。
お風呂でしっかり体を温めたあと、出る前に洗面器1杯分の水をすくい、足元から順番に肩までかけていくというものです。いわゆる乾布摩擦のようなもので、体が強くなると言われました。
第一子は最初は少し嫌がったものの、すぐに慣れて日課になりました。
でも、第二子は絶対に無理。ギャン泣きして拒否されたのであきらめました。第三子は最初はダメでした。それでもなだめてすかしていやいやながらなんとか。
こればかりは子どもによって向き不向きがあるので、無理にやらせる必要はないと思います。合う子にとっては、体を鍛えるよい習慣になるかもしれません。
おわりに|完璧じゃなくていい。「減らす工夫」を積み重ねる
どれだけ気をつけていても、子どもが体調を崩すことはあります。
でも、日々の生活の中で「できることをしておく」ことで、風邪をひきにくくなったり、回復が早くなったりする実感はありました。
共働きで時間にも気持ちにも余裕がないとき、少しでもラクになるために、
わが家ではこうした小さな工夫を積み重ねてきました。
完璧じゃなくていいんです。
「全部じゃなくても、できることから少しずつ」――それが、無理なく続けられる家庭の健康管理だと思います。ふりかえると、「こんなに大変だったなぁ」って笑って話せる日が来ますから。
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