子育てに仕事に家事に…毎日やることが山ほどあって、気がつけば一日が終わっている。雑誌やネットでは「がんばりすぎなくていい」「全部やらなくていい」とアドバイスされるけれど、実際に生活していると「それはそうなんだけど…」とモヤモヤしてしまうことも多かった私。
今日は、そんなときに私がどう考えて、どう乗り切ってきたかを振り返ってみたいと思います。
やらなくていい…?でも、誰がやるの?
「やらなきゃいけないことは全部やらなくていいよ」って、よく聞きますよね。確かに理想としてはそう。でも現実は、やらなかったらずっと部屋はちらかったまま。いつまで待ってもご飯は出てこない、仕事もたまっていく…。あとあと自分が大変になるだけでは?そう思うと、一見優しい言葉だけど、なかなかそのとおりには受け止められませんでした。
ストレスの元を見極める
でも全部を完璧にやろうとすると、心も体ももたない。だから「何ができなくても平気で、何ができてないと自分がストレスになるのか」を考えてみました。
・おなかをすかせた子供たちは、ご飯がないとぐずる→私もイライラするに違いない。ご飯は手抜きでもいいから、準備だけはする。とりあえずご飯をたけば何とかなる。それでも無理な時はテイクアウトする。
・部屋が散らかってるのは我慢できる。でも、ほこりが舞ってるのは無理。だから掃除機はかける。
・仕事は「信用をなくす」とあとあと自分が大変になるのが一番のストレス。だから優先的に片付ける。
こんなふうに、自分の「無理」や「嫌だ」と思うラインを明確にすることで、取捨選択ができるようになりました。
できないことは、ちゃんと助けを求める
完璧に全部はできないからこそ、「これは無理です」「助けて~」って、素直に言うことも大事だなと思っています。夫や職場の人、友達…いろんな人に頼っていました。でもそれを受け止めてくれそうなひとにだけ。弱っているとき、お説教や正論はつらいから。
何でも自分でやらなきゃ、って思いすぎると潰れてしまう。そうなる前に、「ちょっと無理です」って言える勇気も大事だと実感しました。
全部やらなくてもいいけど、“自分の納得”は大切に
「やらなくていい」って言葉は、優しさでもあるけれど、自分自身の現実とずれていて、余計にモヤモヤすることもあります。大事なのは、「自分が納得できる落としどころ」を見つけること。私の場合は「やらなきゃ・・・、やらなきゃ・・」とずっと考えていることのほうがストレスでした。だからこれだけはってことを選んで片付けてしまうほうがラク。
ストレスの元を知って、優先順位を決めて、必要ならちゃんと助けを求める。それが私なりの「がんばりすぎないための工夫」でした。