仕事、家事、育児に追われる毎日。
「全部ちゃんと覚えておかなきゃ」と気を張っていると、知らないうちに心も体も疲れてしまいます。
今回は、そんな私が実際に使って「これは助かる!」と感じた、忙しい日々を支えてくれる道具たちをご紹介します。とはいってもそんな大げさなものではなく。誰でも簡単に手に入るものです。
小さな工夫でも、積み重ねることで心の余裕が生まれます。
【使える道具編】
1.ふせん
自分の予定、子どもの用事、夫のスケジュール、仕事の締め切り……。
日々の中で忘れてはいけないことは山のようにあります。とはいえ、すべてを頭の中だけで覚えておくのは現実的ではありませんし、「忘れないように」と常に気を張っているのも負担になります。
そこで役立つのがふせん。
思い出したときにすぐ、用件をふせんに書き出して目につくところに貼っておきます。用事が済んだら、ふせんをはがして捨てるだけ。
私が使っているのは、あまり大きくないサイズのふせんです。
1〜2行でサッと書けるコンパクトなものにすることで、パッと見て「そうだった!」とすぐ気づけます。
最初は家族ごとに色分けしていましたが、色を使い分けるのが意外と負担になり、途中でやめました。
代わりに、ふせんにイニシャル(子どもならK、夫ならHなど)を書くだけに変更。
色を気にせずどんどん書けるので、管理がぐっとラクになりました。
2.ネーム印(フルネーム+住所・電話番号)
もうひとつ、毎年春になると特に大活躍するのがネーム印です。
子どもが保育園や学校から持ち帰る大量の書類。
そのたびに親の名前や住所を書かなければならず、1枚2枚ならともかく、何度も何度も同じことを繰り返すのは地味にストレスでした。
そんなとき、ネーム印があればポンと押すだけ。
手書きする手間が減り、作業時間もぐっと短縮されます。
さらに我が家では、家族全員分のフルネーム印に加え、住所や電話番号の印も作りました。
連絡票や提出書類にまとめて押せるので、忙しい朝や疲れた夜でもサクサク作業が進みます。
ネーム印は、読みやすいフォントで作ること、ケース付きにして持ち運びやすくすることがおすすめです。
仕事用バッグにひとつ、家の玄関近くにひとつ置いておくと、いざというときにもすぐ使えます。
【まとめ】道具を使って、自分をラクにしよう
家事に育児に仕事に――。やることが多い毎日の中で、「全部ちゃんとやろう」「忘れないように頑張ろう」と無理を重ねると、どこかで息切れしてしまいます。
だからこそ、小さな道具に頼ることは、自分を助ける大事な工夫です。
ふせんに思いついたことを書き出して、目に見える形にすること。
ネーム印で、毎回の手書き作業を減らすこと。
一つひとつは小さなことですが、こうやって積み重ねれば確実に心の余裕が生まれます。
「完璧にやろう」と自分を追い詰めるのではなく、
「道具の力を借りながら、ラクに暮らす」。
そんな考え方を、これからも大切にしていきたいと思っています。