【つくりおきが合わなかった話】週末がつぶれるほど頑張った私がやめた理由


「つくりおきで家事がラクになる」…はずだった

家事を少しでもラクにしたい、そんな思いから始めた「おかずのつくりおき」。SNSでも雑誌でもこのテーマがあふれていて、自分にもできそう!と雑誌を買ったり、SNSをチェックしたり。

育休から復帰後、週休2日のうち1日を使って、5日分の作り置きのおかずを作る生活を続けていました。
最初は「これで平日が楽になるなら…」と意気込んでいたのですが、私の場合やってみると想像以上に大変でした。


1日仕事だった「つくりおき」の現実

朝、まずは献立を考えるところからスタート。作り置きに向く食材やメニューを考えます。これが新米ママにはつらかった。そんなにメニューが湧いて出てこないのです。必死で絞り出してメニューを考えて。
それからスーパーに買い物に行き、数日分の材料をそろえます。

帰宅後は野菜を切り、肉を下ごしらえし、コンロをフル稼働して複数のおかずを同時進行で調理。
終わるころには、いくつもの鍋や調理器具がシンクに山積み。

後片付けをしてようやく一息ついた頃には、もう夕方。

気づけば、せっかくの休日が“つくりおき”だけで終わっていたのです。


「これは私には合わない」と気づいた

がんばっているつもりなのに、これでは疲れが取れない。

「効率化」のはずのつくりおきが、むしろ私には負担になっていることに気づきました。やり遂げた達成感よりも、「休みがつぶれた」という虚しさが残る。
このままでは心も身体ももたない、と思った私は、思い切ってやめることにしました。


今のスタイル:作るついでに“ちょっと多めに”がちょうどいい

現在は、必要なおかずを作るタイミングで少し多めに作って保存するスタイルに変えました。大体2倍量くらいで作ることが多いです。1食はその日の晩御飯に。残りはお弁当のおかずにしたり、冷凍しておいて翌週のおかずにまわしたりしています。      野菜を切る量はほぼ倍量になりますが、一度に仕込めるので鍋も一つで済み、洗い物も減らせます。

多少の手間は増えるものの、なにより休日はちゃんと休めるようになりました。


誰かの正解が、自分の正解とは限らない

SNSや雑誌でよく見かける「つくりおき生活」。
それがうまくいっている人もいると思います。
でも、やってみて合わないと感じたら、やめていいんだと今は思えます。もともとしっかり休養をとらないとダメなタイプの私には、それに合う方法を探したほうがいいんだなと思いました。

がんばっているのに疲れる、そんなやり方は、きっと自分には合っていない。
家事は、少しずつ、自分の暮らしに合うように調整していけばいいんだと思います。


おわりに:「減らす工夫」も家事のうち

「ちゃんとやらなきゃ」「家族のために頑張らなきゃ」と思っていたあの頃の私に、
「そんなに背負わなくていいよ」と伝えたいです。

今は、家事の“足し算”より“引き算”を意識するようになりました。
つくりおきをやめたことで、家事も気持ちもずっとラクになりました。

自分に合わないことは、無理に続けなくていい。
そんな風に思えるようになったのも、大きな収穫だったと思っています。

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