こんにちは、komomoです。
私は、保育士試験の実技では「言語」と「造形」を選びました。今回の記事にある実技試験「言語」はいわゆる読み聞かせです。3歳児程度の園児に童話を読む想定で、3分以内でお話を語る形式の試験になります。
今回の記事では、言語(読み聞かせ)について、いよいよ試験本番の流れや心構え、当日の体験談を中心にご紹介します。
「本当にうまくできるだろうか・・」と不安もありましたが、事前にやってきたことが支えになりました。これから試験にのぞむみなさんの参考になればうれしいです。
試験前日の準備と、当日の朝
保育士試験だけに限らず、試験全般に言えることだとは思うのですが、試験の前日は夜更かしせずにしっかり睡眠をとることを意識しました。
持ち物の準備も前夜のうちに済ませ、当日はなるべく慌てずに出発できるように。服にもアイロンをかけて、すぐ着替えられるようにセット。
試験会場までのアクセスも事前に確認しておき、時間に余裕を持って行動。
「時間に余裕があること=心の余裕」にもつながるなと実感しました。
そして服装はどうしようか?スーツである必要はないようですが、大切にしたのは清潔感。そしてこの人に子どもを任せてもいいと思ってもらえるような印象の服装がいいと考えました。その結果、ベージュのややワイドなパンツ、白のシャツ、薄いピンクのカーディガンという服装で臨むことにしました。すこしでもソフトでやさしそうに見えるように。子どもに合わせて活発に動けそう・・そんなイメージです。
きっと緊張するだろうな・・と考えて、自分が好きな飲み物と、一口サイズのお菓子も持っていきました。もちろん試験中は口にできません。休憩時間中に、ちょっとほっと出来たらいいかなと思ってのことでした。
会場の雰囲気と心の持ち方
会場に着くと、他の受験生たちがとてもできそう。優秀そう。自分だけが不安に感じてしまう瞬間も。
でも、周囲に気を取られず、「これまでやってきたことを出し切るだけ」と気持ちを切り替えることに集中しました。
まずトイレを済ませて、鏡の前で服装を整えて。持ってきた飲み物を一口だけ飲んで、さあ、いよいよこれまでの練習の成果を思う存分発揮する時がやってきました。
いよいよ本番。試験の流れ
私の会場では、言語の試験は一人ずつ順番に呼ばれて行われました。
部屋の前で用意された椅子に座って順番を待ち、呼ばれたら入室します。
緊張しながら部屋に入ると、試験官が2人(もしかすると3人)座っています。(本当に緊張していたので、試験官の人数を定かに覚えていません。一人は私に語り掛け、では始めてくださいと話してくれた人。もう一人は無言。あともう一人会場全体を見渡していた人がいたような、いなかったような・・)幸いにも威圧感のある方たちではなく、にこにこと話しかけてくれたのでちょっと安心したのでした。
読み聞かせは“園児の前”を想像して
入室後、私は目の前に園児が15人くらい座っている光景を頭の中に描きました。子どもたちはわくわくと私のほうを見ていて、お話を聞くのを楽しみに待っているということをイメージしました。
一人ひとりの子に目線を向けるように、そして子どもたちが「楽しいな」と感じてくれるような語り口や表情を意識しました。
ちなみに読み聞かせを始める前に、「さあ、みんな、これから〇〇の本を読むよ~!」とか、読み聞かせを終えて「みんな、聞いてくれてありがとうね」などの実際の保育士さんたちが子供たちに発する言葉は不要です。
純粋に、読み聞かせの良しあしを評価する実技試験なのですね。
緊張しても大丈夫。練習が支えてくれた
本番はやっぱり緊張します。
でも、練習を繰り返していたおかげで「体が覚えている」感覚がありました。
- ✅声のトーン(気持ち高め、登場人物によって演じ分ける)
- ✅話すスピード(緊張していると早くなりがち。気持ちゆっくりめに)
- ✅間の取り方(子どもたちのワクワク感が高まるような間をとる)
- ✅視線(一方だけ見ない。15人の子どもたちみんなに視線を投げかける)
- ✅表情(こわばってない?口角をあげて、穏やかな笑顔になってる?)
そしてお話を読んでいる間、もし言葉を噛んでしまったり間違えたりしても、動揺していることは見せないようにしよう。笑顔は絶やさないようにしようと思っていました。間違えてもそこからリカバリーしているのであれば印象は悪くはないだろうなと考えたからです。
物語を読み終えて「おしまい」と言ったところで、数秒後に制限時間。
ちょうど良いタイミングで終えられたことも、安心感につながりました。
最初だけではなく、物語を読んでいる間ずっと気を付けることができました。こうした部分は、事前練習の成果がしっかり出たと感じました。幸い大きなミスもなく、やり切った感をもって終了できました。
まとめ:これから受ける方へ伝えたいこと
言語の実技試験は、ただ原稿を読むだけではなく、園児たちに語りかける気持ちで読む。それを試験官が感じ取れるかどうかが大切なんだなと感じています。
本番はどうしても緊張しますが、しっかり準備すれば落ち着いて臨めます。
私自身、不安や緊張を抱えながらもここまで来ることができました。
この記事がこれから実技試験を受ける皆さんの参考になればうれしいです。そして努力が実を結ぶよう心から願っています。応援しています!
次回は実技試験【造形(イラスト)】の当日本番のことを書いていきます。お楽しみに。
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